95年9月23日・後楽園大会

第1試合 能智房代 vs 菅生裕美

関西のWWWAベルトお披露目あいさつに引き続いての第1試合、確かに慌ただしいなか始まった点はあるにせよ、新人とは違う、2年のキャリアを持つ選手同士の試合が全く盛り上がることがないというのは。ここのところずっと第1試合をやらされてる2人だが、その「危機的状況」に気づいてないのだろうか。能智は開始と同時、中盤のラッシュで返されたジャーマンを3度目でようやく成功。

第2試合 スーパースクランブル6人タッグ・トーナメント1回戦
      福岡、本谷、加藤 vs キューティー、宮崎、植松

相手が本谷のときはそれ以外のときの何倍も元気が出る宮崎。今日もヒップアタックの打点も高かったが、最後はコーナーから飛んでヒップアタックを打ってそのまま加藤を押しつぶしたところ、切り返されてフォール負け。一時期飛んでいた宮崎への緑のテープが最近ないのはなぜ?

第3試合 スーパースクランブル6人タッグ・トーナメント1回戦
      KAORU、久住、里村 vs ボンバー光、ボリショイ、さぶろう

「キャラクター軍団」はいちばん穴がなさそうだったので、ひょっとしたら決勝まで行くんじゃないかとも思ったんだが、KAORU軍はKAORUをポイントゲッターにする作戦を貫いたため、キャラ軍あえなく1回戦で敗退。最後は垂直落下式ブレーンバスターからムーンサルトプレス。

第4試合 JWP認定無差別級王座決定リーグ戦&JWP認定ジュニア選手権
       C・奥津(時間切れ引き分け)矢樹広弓

個人的にはこれがメイン。ひとことで言えば「レスリング見せてもらった」という感じ。第1試合と違って極まってもない技で過剰に痛がることもなし、ロープへの振り合いも少なく、グラウンド中心。矢樹に至ってはファンの多くが期待していたであろう雪崩式一本背負いもキューティーを仕留めた雪崩式スクールボーイも出さず。じゃあ手が出なかったかといえばそうではなく、腕ひしぎ十字固め、腕ひしぎ足固めと片羽絞めの複合技、ヒザ十字固め、ワキ固めといったサブミッションで攻めたてた。対する奥津も飛び乗り振り向きざまミサイルキック5連発、ジャーマン連発、雪崩式ノーザンでポイントポイントを制した。この2人、能智とか他の人にありがちな「この技を返されたらもうあとがない。」という心配をしなくていい点がさすが練習のたまものと言うか。しかし、30分時間切れという結果は仕方ないにしても、終盤の数分、挑戦者の矢樹が雪崩式ノーザン、だるま式ジャーマン、クロスアームスープレックスと攻められっぱなしだった(全部返したのは評価できるが)のはちょっと。「攻めて攻めて、取り逃がした」という展開の「時間切れ」だったらもうちょっと次につながっていたような。

第5試合 スーパースクランブル6人タッグ・トーナメント1回戦
      長与、永島、小林 vs 尾崎、佐藤、天野

長与はこのトーナメント、「勝ちに」ではなく「楽しみに」来てたような。最後永島が天野を丸め込んだ技は後方飛びつき回転エビ固め。いいかげん「変形」「変形」というのはやめなさい。> 千葉リングアナ

第6試合 スーパースクランブル6人タッグ・トーナメント1回戦
     関西、倉垣、沼尾 vs デビル、宮口、中野

関西のトラースキックを受けて、倉垣が中野を丸め込み。デビルさん、また試合中にキレました。

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第1試合 スーパースクランブル6人タッグ・トーナメント準決勝
       福岡、本谷、加藤 vs 長与、永島、小林

福岡組がチームワークで勝った試合。ライダーキックで試合が決まったのは初めて見た(福岡の技って初公開から試合を決めるまで結構時間がかかる)。

第2試合 スーパースクランブル6人タッグ・トーナメント準決勝
     KAORU、久住、里村 vs 関西、倉垣、沼尾

久住の最後のスワンダイブ式回転エビ固めは技としては失敗したのだが、沼尾がスタミナ切れのためか3カウント入る。

第3試合 18スーパーバトルロイヤル
     ○B・キッド(23分13秒,デルフィン・ラナ)ボンバー光●
      ※退場順=関西,中野,沼尾,倉垣,尾崎,小林,キューティー,デビル,
    天野,宮口,長与,植松,宮崎,永島,佐藤,さぶろう

笑わせていただきました。まず長与・デビルの指令により関西が狙い撃ちに遭う。キューティー&尾崎のフェースクラッシャーから若手が一斉におおいかぶさり、2カウントフォール(この日は特別ルールで若手が先輩からフォールをとるのは2カウント)。キューティーもダイビング延髄ニーで尾崎をフォールさせ(自分ではしない)たものの直後にデビルの画策で退場。そのデビルも長与の「裏切り」で退場の羽目に。
この時点で「大物」が長与しかいなくなりこれは長与優勝かと思ったら、デビル・関西ら「退場組」が長与をフォールしてしまい、なぜか退場。ここからさらにペースは上がり、残るはボンバー、さぶろう、ボリショイの3人。ボンバー&さぶろう間をうまく立ち回るボリショイ。(ボンバーがトップロープに上がったのを突き落としておいての「死んだふり」はなかなか)まずボンバーがダイビングヘッドでダメージを与えたさぶろうを、ボンバーが「ムーンサルトいくぞー」とトップロープに上がったスキにフォール。そしてボンバーにはムーンサルトを狙ったところを肩車に取らせておいてデルフィン・ラナでピン。賞金の欲しいボンバーは長与・ボリショイに「お金くれよー」とすがるが聞き入れられず。でもその賞金・賞品の目録はデビルが奪って逃げました。

第4試合 スーパースクランブル6人タッグ・トーナメント決勝戦
      KAORU、久住、里村 vs 福岡、本谷、加藤

襟を正して、の決勝戦。KAORUvs福岡のパートナー対決で幕を開ける。若手の加藤までがKAORUのヒザを狙ってのドロップキックを放つなど、勝利への執念は両チームからみなぎる。20分過ぎ、ライダーキックをKAORUの後頭部にヒットさせた(フォールに行くが、これは里村がカット)福岡がムーンサルトの連発でラッシュ。しかし何発目かで福岡がコーナーに上るのを冷静に見ていた(ニコッと微笑んだようにも見えた)KAORUはちょうど福岡の体が逆さになったときに腹部に撃墜ドロップキック。さらに垂直落下式ブレーンバスター、スワンダイブ式ムーンサルトと畳みかけてフォール。結局最初っから最後まで2人の闘いが軸になっていた。この決勝戦が2人のタッグの「転機」になればいいんだが。

ということで、昼・夜合わせてようやく完結のこの日の興行。JWPがGAEAにおいしいとこを「譲った」感じも大きかったが、まずは大成功でしょう。
しかし、こんな序列を無視したタッグトーナメントで若手のがんばりに期待する興行なんてハッキリ言ってバクチだし、これができるのはやはりインディー(新日本・全日本・全女=メジャーでは絶対にムリ)ならでは。